ヘルシングエーアより鉄道でコペンハーゲン方面に少し戻り、ルイジアナ美術館を目指します。

目次

デンマークの戸建住宅地

最寄り駅の(Humlebæk St.)より徒歩10分程の距離ですが、途中の道は住宅地内を貫通する道になっており、デンマーク戸建住宅地の街並みを拝見することができます。

屋根の勾配がかなり急になった2階建ての住宅が建ち並び、芝生の庭が道に面して開かれていました。
平日の午後だったので、暮らしの様子はあまり見られませんでしたが…

いざ、ルイジアナ美術館へ

ルイジアナ美術館の入口に到着すると、早速オブジェが垣間見え、「世界一美しい美術館」と称される美術館への期待が高まります…!

本記事では、あまり多くは語らない分、写真が多めなので、見て感じて頂けると嬉しいです!

景色を取り込んだ内部空間

ルイジアナ美術館の特徴の一つとして、屋外の豊富な植生が挙げられます。
館内も十分に広いのですが、それ以上に屋外空間は広く、窓からは外の景色を楽しむことができます。
屋内の暗がりとは対照的に、外の明るい自然の植生が借景のように切り取られ、移り変わる一つの絵画展示のようにも感じられます。

海を臨むアート

森だけでなく、海にも面しているルイジアナ美術館。
立地としても完璧すぎます…!

ピラミッド状の木製展示には、上って遊ぶ子ども、それを見守る親、語らう老人たち、世代を超えた交流が1つのアートで実現しており、見ていて感銘を受けました。
海も森も背景に取り込んで、美しい景観を形成していました!

最先端の現代アート

屋内の美しさに目を奪われがちではありますが、館内の展示も負けていません!
広々した展示空間というよりは、回廊式で順路が暗示されているような内部構成で、様々な現代アートをもれなく鑑賞することができます。

途中、海を臨むことのできるレストランもありました。
混雑していて諦めましたが、ワイン片手に談笑する大人たちの姿には、心の底から憧れてしましました(笑)

オードロップゴー美術館

ルイジアナ美術館を後に、次の美術館へと向かいます。
その名も「オードロップゴー美術館」。

中は時間的にほとんど見れなかったのですが、屋外アートは堪能できました!

美術館の敷地は森に面しており、その周辺にも屋外アートがあります。
体感型のアートが多く、ミストを発生させるもの、中に入ることができるもの、迷路のようになっているもの。
様々な屋外アートが的確に配置されており、森の散歩を飽きさせません…!

屋外の散策路も計画されており、歩いていくと、その他さまざまなアートに出会うことができます。
アートの種類が尽きないんです…

世界が羨む、美しすぎる学生寮

現地では「ティットゲン」と呼ばれているこの学生寮(The Tietgen Residence Hall)、夜に訪れたので少し見づらいですが、ドーナツ状の中庭を囲む配置をしています。
Lundgaard&Tranbergによる設計で、個人もコミュニティもどちらも成長するような新しい共同住宅のカタチを提案しており、部屋ごとに異なる個性を持つように計画されています。

住んでいる学生以外は中には入れないのですが、外からも内側の共用部などが垣間見えました。
トレーニングジム、ランドリースペース、自習室、共同キッチン、パーティルームなど、個室の他に広々とした共用部が設けられており、交流が生まれる仕組みとなっていました。

私は前々からこの建築を知っており、一度は訪れていたいと思っていました。
日中の様子も見てみたかったのですが、こんな寮で学生生活を送れると思うと、羨ましくて仕方ありません…

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