目次
エルプフィルハーモニー・ハンブルク
少し雨が降りそうな天気の中港湾沿いを探索していると、聳え立つ奇抜なファサードの建築物が現れました。
石材調の低層部と、波打つガラスの高層部で構成されるボックス状のこの建物は、ハーフェンシティ開発の目玉の一つ、 エルプフィルハーモニー・ハンブルクです。
NDRエイプフィルハーモニー管弦楽団の本拠地として、中には大規模な音楽ホールが計画されており、ヘルツォーク&ド・ムーロンによる設計です。
訪問当時は外観こそ完成していましたが、中は施工中のためまだ見学できず残念です…
訪れた際には、ぜひホールの中を見てみてください!(写真見てみたい)
近づいてみると、何か見覚えのある車とご夫婦が…
そう、前回記事に掲載した、長すぎるリムジンと写真撮影中の新婚夫婦がいました!
まだ工事中にも関わらず、建物を背景に幸せそうに写真を撮っているその姿からは、これからのハーフェンシティの明るい未来を暗示しているようで、我々まで幸せな気分になってしまうではありませんか…!
自由曲線と自由曲面
ハーフェンシティのエリア内には、新しく整備されたであろう公園や建物が多く存在します。
その中の一つ、ヴァスコ・ダ・ガマ広場(Vasco-da-Gama-Platz)を訪れると、なにか見たことあるような、既視感を感じました。
『この自由曲線を生かしたストリートファニチャー、どこかで見たような…』
「バルセロナで見たよね。確か、ディアグナル・マル公園!」
“エンリック・ミラージェスじゃん!!!”
調べてみると、やはりミラージェスにより設計された公園・オブジェでした。
スペインの留学で出会っている我々の共通認識だったので嬉しかったです。
具体的な用途が定められていない曲線的な鉄柱、座ったり腰掛けたりフレキシブルな使い方ができる曲面的なファニチャー。
眺めるだけでも、実際に利用するにも、心躍るような楽しい空間になっていました!
クリエイティブなオフィス群
港湾地区の再生に際していくつも新しいオフィスビルが建てられたようで、通りに面してそれぞれの建物の顔が見られました。
いずれも大きなガラス窓が通りに向けられており、ショーウィンドウのように中の活動が溢れ出るような感じがして、特にインテリアや建築などの創作系のテナントが多い印象でした。
建築模型が展示されている建物もいくつかあり、久しぶりに見た模型に大興奮!
現地の設計事務所の模型を拝むことができ、それが街並みの景観にも寄与しているところが素晴らしいなと感じました。