建築を学ぶ大学生が、学生期間中に行ける海外旅行先を厳選して提案します。
渡航先に迷った際、渡航ルートの選択肢をお示しできればと思います。
目次
ユーロ圏周遊
対象国
フランス、ドイツ、イタリア、スペインなど(+イギリス)
複数の国をまとめて旅行
ヨーロッパ内を周遊する場合、ユーロ圏のシェンゲン協定加盟国内であれば、最初の入国と最後の出国以外は入出国審査が免除され、飛行機も比較的割安でスムーズに移動することができます。
シェンゲン協定はEC加盟国28カ国のうち22ヵ国とEFTA加盟国の4カ国の合計26カ国が加盟しています。
以下の国であれば、最初と最後の渡航国以外は入出国審査を必要としないため、その国から複数の国を渡航することがオススメです。
また、ユーロ圏内であれば通貨も統一されており、現地通貨も複数用意する必要はありません。
・オーストリア
・ベルギー
・チェコ
・デンマーク
・エストニア
・フィンランド
・フランス
・ドイツ
・ギリシャ
・ハンガリー
・アイスランド
・イタリア
・ラトビア
・リヒテンシュタイン
・リトアニア
・ルクセンブルク
・マルタ
・オランダ
・ノルウェー
・ポーランド
・ポルトガル
・スロバキア
・スロベニア
・スペイン
・スウェーデン
・スイス
大学機関が多く、留学先としても人気の高いイギリスは圏内から漏れているため、ヨーロッパ周遊の行程に組み込む場合は入国審査が必要であることを覚えておきましょう。
数々の名建築
近代建築の巨匠であるミー・ファン・デル・ローエやル・コルビジェの作品や、アントニ・ガウディやフランク・ゲーリーといった有名建築家の作品など、ヨーロッパは有名建築の宝庫です。
日本人建築家の海外作品も多くありますので、書籍やネットでしか見たことのない名建築を、是非五感を使って体験して頂きたいです。
東欧見聞録
対象国
ウクライナ、ロシア、ポーランド、チェコ、ハンガリーなど
低い物価を活かした豪遊
ウクライナやロシアの他、広義ではポーランドやチェコなども含まれる東欧の国々は、物価が安いことで知られています。
そのため、渡航先での宿泊・飲食・観光の費用を抑えることができ、エリアによっては比較的少ない費用で贅沢をすることも可能です。
また、大国の一大観光地とは異なり、異国情緒溢れる現地のありのままの姿を体験できるので、観光地以外の場所に身を置いてみたい方にはおすすめです。
世界遺産巡り
プラハ歴史地区(チェコ)、聖ソフィア大聖堂(ウクライナ)などの歴史的な街並みや建築の他、ヴィエリチカ岩塩坑(ポーランド)、アウシュビッツ強制収容所(ポーランド)などの歴史的・文化的に価値のある世界遺産が数多く存在します。
東欧の世界遺産は、景観の美しさ、歴史の深さ、独自文化の発展を肌に感じることができる名所ばかりですので、可能であれば一度の旅行で複数訪れるとよいでしょう。
注意点は、アジア圏を含む海外からの旅行者が少ないエリアのため、空港や駅などの公共機関以外では英語が通じない場合もあることでしょうか。
宿泊や移動の予約は、事前にネットで済ませておくのがよいでしょう。
日帰りでも楽しめる東アジア
対象国
中国、台湾、韓国
日本から最も近いアジア圏
日本と同じ東アジアに属する中国・韓国・台湾は、格安LCCの直行便も多く、気軽に海外旅行を楽しむことができる人気の旅行先です。
有名観光地では日本語が通じることもある程、日本からの観光はメジャーであり、食文化も日本人の舌に合うものが多いです。
社会人であっても、土日で行って帰ってこれる程近接した位置関係ですので、直前の計画でも実現できる旅行先です。
その他に、日本では楽しめないカジノもありますし、観光地を一歩離れてみると現地の街並みも垣間見えます。
同じ東アジア圏の類似点もあれば、どこか異なるところも見つかるので、建築学生にはぜひそちらも楽しんでいただきたいです。
おなじみの料理を本場の味で
中国料理・韓国料理・台湾料理などは、日本ではどこでも食べることのできる舌に馴染みのある味の料理ですが、やはり本場の味を楽しんでみたいですよね。
中華の四大料理である北京・上海・広東・四川ではそれぞれ料理の違いを楽しめますし、韓国は激辛グルメ・焼肉・海鮮などがメジャーです。
インドのゴールデン・トライアングル
対象国
インド(デリー、アーグラ、ジャイプル)
制覇したい世界遺産建築群
デリー、アーグラ、ジャイプルの3都市を結ぶトライアングルは『ゴールデン・トライアングル』と呼ばれ、インド観光コースの王道であり、数々の世界遺産の建築物があります。
タージ・マハル、フマーユーン廟、アーグラ要塞、レッド・クリフ、ラージャスターン丘陵城要塞など、すべては見尽くせない程あり、見たいものを厳選しておく必要があります。
都市間は長距離移動になるため、ツアーに申し込んでおくのもよいでしょう。一人で参加できるツアーもあります。
ご自身の行程で旅行する方も、現地での移動手段確保や値段交渉に不安がある場合は事前に予約できる移動手段をお勧めします。
本場のカレー
やはりインドに旅行するからには、カレーは欠かせません。
しかし心配せずとも、朝昼晩、ホテルでもレストランでも屋台でもどこでも食べられるので、いろいろな種類のカレーを食べてみてほしいです。
鶏・羊・ヤギなどの現地で食される肉のカレーも美味しいのですが、豆のカレーもかなりメジャーで種類も豊富にあり、本当においしいのでハマる事間違いなしです。
一度は憧れるアメリカンドリーム
対象国
■東海岸(ロサンゼルス・サンフランシスコ・ラスベガス)
■西海岸(ニューヨーク・ワシントンD.C.・ボストン)
西海岸探検
ロサンゼルス・サンフランシスコ・ラスベガスを中心とした渡航です。
太平洋沿いに都市が展開されていいるため、海岸や港町の賑やかな風景を楽しむことができますし、ラスベガスではカジノも楽しむことができます。
また、少し足を伸ばせばグランド・キャニオンにも訪れることができるため、行きたい場合は西海岸旅行とセットにするとよいでしょう。
東海岸探検
ニューヨーク・ワシントンD.C.・ボストンを中心とした渡航です。
「THE アメリカ」の雰囲気があり、都市、建物、広場、食べ物、考え方まで、あらゆるもののスケールの大きさを感じることができます。
一大観光地として整備されているため、交通や言語でと特段困る事はないですし、日本人が留学先に選ぶ大学も多いため、過ごし方も色々と開拓されています。
コスパ最強東南アジア
対象国
タイ、ベトナム、カンボジアなど
低い物価を活かしたグルメ旅
タイ・ベトナム・カンボジアなどの東南アジア諸国は、日本からの移動距離も短く、物価が安いことで知られています。
そのため、学生にとっては非常に行きやすい渡航先であり、海外一人旅への挑戦にもオススメです。
格安LCCなども多く運行されているため、欧米旅行のように渡航費がかさむこともありません。
屋台や飲食店で食べられる現地のグルメは、日本に東南アジア専門料理店が多く出店しているように、日本人の舌に合うと言われています。
それぞれの国に代表的な食べ物があるので、色々とトライしてみてはいかがでしょうか。
物価も安いので、いくら食べても費用はそれほどかさみません。
赤道に近い温暖な気候
東南アジア諸国は、日本よりも南の赤道に近い位置にありますので、一年を通して温暖な気候で、半袖一枚で過ごせる期間も長く、日本人の気候感覚からしても過ごしやすい国々です。
雨季もありますが、短時間で大雨が降るスコールがほとんどなので、それほど心配する必要もありません。