海外渡航の際、特に建築留学調査・研究においてあると便利な持ち物を取り上げます。
あったら便利なもの、役立ったものを中心に、10の道具をピックアップしました。

基本的な海外渡航の持ち物は共通なので、「基本編」の記事をご覧ください。

目次

地図

調査対象や敷地が明確な場合は、事前に地図を印刷して持参するとよいでしょう。
現地で書き込める白地図の他、実際の街の質感や雰囲気と照合できる航空写真も併せて用意しておくと尚便利です。

通信機器

□ 長期滞在の場合

現地SIMカードを購入する方法がお勧めです。
現地回線が使用できるSIMカードを購入してスマホに挿入することで、現地の回線を使って通常通り使用することができます。
プリペイド式のSIMカードが一般的なので、予想される通信料に応じてチャージしておくことができます。
回線を使った分はプリペイド分から消費されていくので、フリーWi-Fiが使える環境ではそちらに接続するなど工夫し、現地のフリーWi-Fiと併用するのがよいでしょう。

注意点としては、端末のSIMロックを解除する必要があるため、出国前に解除し、滞在期間中は日本の通信を停止しておきましょう。

□ 短期滞在の場合

一般的な海外渡航の場合と同じく、レンタルWi-Fiがあると便利です。
大学や公共機関ではWi-Fi環境が整備されている場合が多いですが、滞在先や移動中でも通信ができるのでお勧めします。

事前にwebで予約しておけば、出国時に空港で受け取り、帰国時に返却できる下記のレンタルWi-Fiレンタルがお勧めです。料金も安くて通信環境も良好ですし、主要な空港に窓口が設けられています。

▼GLOBAL WiFi

▼イモトのWiFi

ノートPC / タブレット

写真の整理、情報収集、プレゼンボード作成や交流ツール使用など、様々な場面で活躍するノートPC/タブレットは、言わずもがな留学や調査には必須です。

移動中の画面割れや破損などの危険が多いため、カバーやケースなどで十分に本体を防御の上、タオルなどで包んでおくと尚安心です。

距離測定器

コンベックス(メジャー)などのアナログなものでもよいですが、レーザーで即時に測定でき距離測定器があると便利です。
現地調査の際にあると、何かと重宝します。

カッター・カッターマット

現地で模型を製作する可能性のある場合は、準備しましょう。
カッターの飛行機への持ち込みはできず、誤ってペンケースに入れて機内に持ち込まないように注意しましょう。

模型材料

現地で模型を製作する可能性のある場合は、準備しましょう。
現地の画材店にて購入できる場合もありますが、日本の画材店とは品揃えが異なっていたり、価格が割高である可能性もあるため、スーツケースに入る分は持参してもよいでしょう。

□ スチレンボード

おなじみのスチレンボードですが、現地の画材店でも同等のものを調達できる場合もあります。
ただし、価格は保証できないため、スーツケースに余裕があれば持参するとよいです。

□ スタイロフォーム

模型表現の材料としてお馴染みのスタイロフォームですが、軽さの割に価格が高いので、余裕があれば持参するとよいです。
スーツケースの荷物の隙間に入れると緩衝材としても利用できます。

□ 段ボール

現地できれいなものを調達することは難しいので、スーツケースに余裕があれば持参するとよいです。

□ その他

行先や目的に合わせて、必要な模型材料は持参するのがよいでしょう。
飛行機に持ち込めるものであるか、事前に確認が必要です。

着彩道具

スケッチやエスキスの過程で必要になります。ご自身のスタイルに合わせて必要なものを抜粋しましょう。

□ 色鉛筆

現地でも調達できる場合も多いですが、使い慣れたものを持参するとよいです。

□ 鉛筆・シャープペンシル

現地でも調達できる場合も多いですが、仕様が日本とは異なる場合もあり、使い慣れたものを持参するとよいです。
鉛筆の場合は、鉛筆削りも忘れずに。

□ 絵具・ブラシ

絵具で着彩したい場合は持参しましょう。
絵具などの液体を一定量持参する場合は、機内持ち込みできないためスーツケースに入れておきましょう。

□ コピック

コピック文化のある建築学生は持参すると便利です。

□ その他

使い慣れた着彩道具がある場合は、準備しておきましょう。
機内持ち込み・手荷物持ち込みができるものであるか、事前に確認しておく必要があります。

カメラ

スマホでも写真を撮ることはできますが、現地の雰囲気をより精巧に残す場合には便利です。
首に掛けるようにしておくと、盗難対策にもなります。

トレーシングペーパー

スケッチや地図上のトレースなどの思考のアウトプットや、シンプルに模型材料としても使えるので、あると何かと便利です。
規格に裁断されたもの、ロール状のものがありますが、使用用途に合わせて準備しておくとよいです。

クリップボード

現地での調査・確認の際に、メモ書きやスケッチなどに便利です。
筆記具と併せて準備しましょう。
薄いため、スーツケースには余裕をもって入ります。

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