初のアフリカ渡航記録です!

所属している研究室にガーナ出身の研修生が在籍しており、教授もガーナの都市構造について研究している環境から、研究補佐としてガーナへ行けることに!
実際のところは私から懇願したのですが、結果的に1週間程度の現地調査を行うことができました。

現地での動きとしては、同行者の博論、修論、卒論のための調査補佐だったので、割と自由に行動できました!

目次

アフリカの熱気と生活

コトカ国際空港に到着した一行は、出口を出るや否や、その凄まじい熱気を浴びることになりました。
1つ目は、純粋に気温が高いという「気候的な熱気」、
2つ目は、渡航者に接触しようと空港に押し寄せる「人々の熱気」です。

気温が高いことは予想通りなのですが、空港にこんなにも人だかりができていて、それが我々に一心に向けられたことに驚きました。
歓迎されている、というよりは、珍しいアジア系の一行の来国に、物を売ったりタクシーを案内したりしたいようだったので、そそくさと熱気を遮って案内人の車へと逃げ込みました。

調査期間中はアクラ内の同じホテルに宿泊しました。
予約等はガーナ出身の研究生の方に任せていたのですが、ホテルの周りは鉄格子で囲まれており、ガードマンもおり朝食も水も出るという、現地ではかなり高級な部類に入るホテルのようで…
逆にそれくらいのセキュリティレベルでないと、侵入や窃盗に対して安心できないんだとか。

朝食は毎日ホテルで食べましたが、洋食スタイルであまりアフリカ感はありません。
強いて言うならば、3枚目の写真のオレンジ色のフルーツでしょうか。
最初は普通のパパイヤか何かかな?と思いながら普通に食していたのですが、後々話を聞くと、「ポポ」という幻の果物らしいです。
幻の果物と呼ばれている理由は、美味しいがすぐに腐るため輸出がしにくく、現地の新鮮なものしか食べられないから、とのことでした。
毎朝食べていましたが、飽きずに食べられる非常に美味しくスッキリしたフルーツでしたよ!

ガーナグルメ

ガーナに行ったからには、現地の伝統的なグルメを堪能しなければ…!
そう思い立った一行の日本人たちが現地の方におすすめグルメを聞いて連れてこられた店の料理がこちら。
プランテーン」と呼ばれる食用バナナを茹でたり揚げたりしたものを、そのまま食べたり煮込んだスパイスに付けて食べるスタイル。
プランテーンはそこまで甘くなく、バナナというよりは芋にちかいような味と食感でした。

こちらはガーナ料理でもなんでもありません。ただのジェノベーゼとチャーハンセットです(笑)
昨今は湾岸開発のために中国人が多く入国しているようで、中華料理店だけでなく、様々な国の飲食店が出店しており、料理の種類も多国籍でした。
日本でも食べられるような味ですが、来国者向けの飲食店なのか価格設定はやや高めでした。

そして一番問題なのがこちら、ハンバーガー…
ではなく、写真には写っていませんがサイドで出てきたポテトフライです。

ファーストフードショップのような店に入ってハンバーガーセットを注文したのですが、バーガーとポテトを食べた次の日からお腹を壊しました。熱が出て、下痢が止まらないのです。
変なものを食べたとは思っていなかったので現地の人に聞くと、フライ用の油を交換せず古いものを使っている飲食店が多く、揚げ物を食べてお腹を壊す渡航者がたまにいるのだとか。
いや、ダメでしょ(笑)

結局、症状が出た日の半日と翌日はホテルで療養せざるを得ず…
胃腸薬を日本から持ってきていたため何とか耐えました。
次の日から油物を全く食べなくなったのは言うまでもなく(笑)

アクラの車窓から

宿泊地と研究対象地との行き来は基本的に大型のバンで一斉に移動していたのですが、移動中に窓から見える街中の景色も面白かったです。
面白そうなところは立ち寄ってみたり、自由に動いてガーナへの理解を深めました。

細い道になると、露店のような仮設的な店が立ち並び、お菓子屋や飲料、フルーツのようなものが売られていました。
我々は一度も買っていませんでしたが、現地の方は衛生的な飲料水はそこで買っているようです。

独立記念広場は非常に広く、そして大きな門がそびえたっています。
ポルトガルの植民地であったガーナが独立の記念に建造したもので、その門には「FREEDOM AND JUSTICE」の文字が刻まれています。
インディペンデンスモニュメントとして黒い星が刻まれているため、別名ブラックスター広場とも呼ばれるんだとか。

都心部には大型のスーパーマーケットもあり、中はいたって普通の欧米型のものでした。
普通だなと思う一方で、同じガーナの中でも清潔なスーパーマーケットもあれば、一方では道路で砂で汚れた露店もあるなど、格差が非常に大きいのかなとも感じてしまう自分もいました。

車社会で、街中には非常に多くの車が走っています。
そのため、広い道路はしっかりとアスファルト舗装されているものが多く、想像よりも快適な移動を楽しめました。
運転の荒い車は多いですが、中には日本車も交じっており、やはり中古車がほとんどなんだそうです。

次話は非正規市街地の調査の内容です。
他国では見ることのできない、アフリカの風景の写真が多いのでお楽しみに!

つづく


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